国家公務員経験者採用試験(係長級(事務)) 受験体験記

数年前に受けた国家公務員経験者採用試験(係長級(事務)) の受験体験を記事にしたと思います。

まず、この試験は、民間企業等での実務経験がある人を国の機関の係長級以上の官職に採用するための試験です。国家公務員総合職試験の社会人向けバージョンのイメージだと思います。(参考:人事院採用HP

私は会計検査院での採用を希望して受験しました。

試験内容は次のとおりです。

第1次試験:基礎能力試験・経験論文試験、第2次試験:政策課題討議試験・人物試験

第2次試験に合格すると、官庁訪問ができます。

私は2回、この試験を受験しました。特に試験対策はせずに受験に挑み、1回目は第1次試験不合格、2回目は第2次試験不合格でした。以下、個別の試験体験談を記載します。

まず、第1次試験について、基礎能力試験はいわゆる一般教養試験で問題の難易度は高いと感じました。ただ、他の受験生も社会人で対策をあまりしていないと考えられ、合格最低点は低いです。選択式問題なので、運の要素が強いと思います。経験論文試験は、それまでの実務経験と、その実務経験を希望官庁でどのように活かせるかの記述を求められたと記憶しています。

次に第2次試験について、政策課題討議試験は、6人によるグループディスカッションでした。テーマが与えられ、始めに1人2分間くらいで自分の意見を述べ、その後に討論をしたと記憶しています。私が受験したときのテーマは死刑廃止でした。人物試験は10分間くらいの面接で、志望動機や希望官庁等の当たり障りのないことを聞かれたと記憶しています。

第2次試験受験当時は司法試験の受験勉強後であったため、死刑廃止に関する知識はそれなりにあり、ラッキーと思ったのですが、落ちてしまいました。私の人格に問題があると評価されたのかもしれません。