3級、2級ファイナンシャル・プランナー技能検定試験 合格体験記

始めに

私は、1回目の司法試験の受験後に3級、2回目の司法試験の受験後に2級FP技能検定試験を受験し、共に合格しています。受験理由は時間があったのと、教養を身に付けたかったためです。FP技能検定試験の内容や勉強方法について簡単に記載したいと思います。これからは誰でも自分で資産運用をしないといけないと思うので、3級ぐらいは取っておいても損はないと思います。

FP試験の概要

FP技能検定試験は、人生における総合的な資金計画を立てるファイナンシャル・プランナーになるために必要な知識を問われる検定試験です。具体的には、家計に関わる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度などの幅広い知識が問われます。2級までは広く浅い知識が問われる印象です。

2級に合格し、AFP認定研修を修了すると、AFP(Affiliated Financial Planner)資格が得られます。(私は認定研修を受けておらず、AFP資格までは得ていません。)

2級を受験するには、3級に合格しているか、所定の研修を修了している必要があります。

さらに上位資格として1級やCFPがあります。軽くテキストを眺めた感じでは、2級より遥かに難しそうでした。

保険会社や銀行に勤めている方は何らかのFP資格を有している方が多いのではないかと思います。

勉強方法・勉強時間

まず、3級について、TACが出版している「みんなが欲しかった! FPの教科書」の3級バージョンを使用しました。もともと税制や金融、法律に関する知識はそこそこ有していたので、思い出すのと、軽く知識を補充する感じでした。また、選択式の問題だったので暗記する内容も少なかったです。そのため、テキストを2回ぐらい読む程度で合格できました。勉強時間は7時間くらいだった思います。

次に、2級についても同書の2級バージョンを使用しました。2級は少し範囲が広くなり、一部記述式になるものの、私の感覚では、3級とあまり差はありませんでした。そのため、同じく2回ぐらい読む程、7時間くらいの勉強で合格できました。

そこまで深いことが問われる試験ではないため、前提知識がない方でもテキストを数回読めば充分、合格レベルに達すると思います。