およそ10年前にロサンゼルスに旅行に行ったときのエピソードを記事にしたいと思います。
入国審査において職業を聞かれたため、会計関係の職業であると答えました。すると入国審査官から、タイトルのとおり「What’s FIFO?」という質問が投げかけられました。
FIFOとは、first in, first outの略語で、日本語でいうと先入先出法を意味します。先入先出法とは、商品の払出し単価の計算方法の一種で、日商簿記検定3級で習う基礎的な会計用語です。
後から冷静に考えれば、質問の意味が分かるのですが、英語が苦手な私は回答に窮してしまいました。
すると、入国審査官は「日本人はFIFOも知らないのか…」と言いたそうな苦笑いを浮かべて、別の質問に代えてくれました。今でもたまに思い出す、大変、恥ずかしい出来事でした。
アメリカでは、入国審査官でも当然に簿記の基礎知識をマスターしているようです。
いつか借りを返せるようになるまで、頑張ってみようかとも思ったのですが、おめおめと旅行期間を終えて日本に帰国してしまいました。会計の本場 アメリカの、その空気を吸うだけで、高く飛べると思っていたのかなあ…