フリーランスとの契約書について記事にしたいと思います。
フリーランスに仕事を依頼する場合に、業務内容が事前に明確に決められなかったり、フリーランスがまだ信用できるか分からない等の理由で契約書を作成しないケースは多いと思います。
フリーランスは発注者との間で契約書を締結しておかないと、後で代金を回収しづらいケースが発生するおそれがあるとよく言われます。このようにフリーランスと発注者との間で契約書が無い場合に、フリーランス側のリスクが語られることが多いと思います。
しかし、契約書が無い場合には、発注者側にもリスクが生じます。例えば、納期や注文内容を契約書で明確にしておかないと、これらが守られなかったときに損害賠償責任等の追及がしづらくなると思います。また、業務の途中で突然、フリーランスに抜けられる可能性もあると思います。
逆にフリーランス側から見ても、過度な負担を要求してくる取引先から手を引き易くするために、取引開始当初は無理に契約書の作成を促さずに様子を観た方が得策なケースがあるかもしれません。（口頭やメールのやり取りでも契約が成立し得るので注意が必要ですが。）また、発注者側が上記のリスクを見越してフリーランス側に過度な負担となる契約書を提案してくる可能性があるので注意が必要だと思います。
