お祭り好きの人(期限間際の長時間労働)について

はじめに

それまでは忙しくないにも関わらず、業務の期限の間際になって深夜まで働くことになっている人を見かけることがあります。期限間際にならないと必要書類の収集が困難な事情がある場合や、期限間際にアクシデントが生じた場合は別として、このような事情がないにも関わらず、期限間際まで仕事を繰り越す人(以下「お祭り好きの人」と言います。)について思うところを記事にしたいと思います。

お祭り好きの理由

単にだらしない

お祭り好きになる理由として、まず考えられるのは、単にだらしないだけであることが考えられます。夏休みの宿題を期限ぎりぎりまでやらないのに似ていると思います。

自営業での単独業務であれば、期限内に業務が完了すれば他人に迷惑をかけることは少ないですが、会社での業務であれば、追加の残業代が発生する等、自己責任では済まなくなります。

完璧な仕事をする自信がない

期限の前に業務を完了させ、依頼者に対して成果物を提出すると、修正を依頼され仕事が増える可能性があります。他方、期限の直前に成果物を提出すれば、依頼者が不満を抱いても、修正を依頼されることを回避できる可能性があります。

また、期限間際に成果物を提出すると、期限間際まで頑張ってくれたと評価される可能性もあります。深夜まで頑張ることで自己満足を得る人もいると思います。

しかし、期限の前に暫定成果物の確認してもらったり、疲労が溜まっていない余裕がある時期に業務を遂行した方が、成果物の質は高くなると思います。

おわりに

お祭り好きの人の気持ちも理解できなくはありません。しかし、期限間際まで仕事を繰り越すと、アクシデントが発生したときに債務不履行になるリスクが高まります。また、部下にも多大なストレスをかけてしまいます。ですので、できる限りお祭りは避けるべきだと思います。