私が検察官を志望しなかった理由

以前の記事に記載したとおり、私は財務捜査官の採用試験に応募したことがあります。犯罪者を罰したいとの思いがあり、今でも財務捜査官に興味を持っています。しかし、財務捜査官と同じく犯罪者と対立する立場である検察官を志望することはありませんでしたので、その理由を記事にしたいと思います。(検察官を志望してもなれなかったと思いますが。)

検察官を目指さなかった理由として、まず、私は犯罪捜査に興味が強く、公判にはあまり興味がなかったことが挙げられます。検察官も捜査を担当することがありますが、検察官のメインの職務は公判であり、捜査の最前線に立つのは警察官だと思います。また、私は特に経済犯罪に興味があり、経済犯罪に特化できる財務捜査官が魅力に感じます。

次に、私は記憶が苦手で、膨大な刑事記録を頭の中に入れて的確に証人尋問等を行う自信がありませんでした。刑事裁判はミスが許されず、重圧も大きいと思います。

また、検察官には転勤が伴うのも大きな理由でした。引越しを繰り返す精神的・肉体的な自信はありませんでした。

このように、私は検察官を志望していなかったため、検察修習が一番大変でした。