はじめに
東京六大学野球がゆとリーグである理由を首都圏の他のリーグとの比較により解説したいと思います。
なお、この記事は東京六大学野球に所属する大学に入学できなかった者による完全な嫉妬に基づく内容であることをご承知おき願います。また、私は大学野球部の関係者ではありません。
東京六大学野球は伝統があり、また全国大学野球選手権大会や明治神宮野球大会での優勝チームや名プロ野球選手を多数輩出する素晴らしいリーグであることに間違いはありません。
東京六大学野球がゆとリーグである理由
1部しかない
東京六大学野球は1部しかなく、どんなに実力が劣っていても、2部以下のリーグに降格するという事態は生じません。これに対し、東都大学野球は4部、首都大学野球は2部まであります。
特に東都大学野球の1部、2部の入れ替えは熾烈で、2020年秋の時点で、多数の名プロ野球選手を輩出している日本大学や専修大学、青山学院大学などが2部リーグとなっています。東京工業大学や一橋大学、上智大学などの名門校も3部や4部リーグで凌ぎを削っています。正に戦国東都です。
人気があり過ぎる
大学野球日本一を決める全国大学野球選手権大会や明治神宮野球大会が地上波では放送されないにも関わらず、東京六大学野球の早慶戦は地上波で放送されます。
また、東都大学野球1部も神宮球場を使用しています。しかし、土曜日及び日曜日は東京六大学野球が使用するため、東都大学野球は使用できません。
東都大学野球や首都大学野球に所属の選手が多くの観客の中で試合をするには、1部リーグで優勝して全国大会に出場するしかなく、ハングリー精神が生まれやすい環境といえるでしょう。
おわりに
東京六大学野球の英語表記が「Tokyo “Big”6 Baseball League」であるのには少々、違和感を覚えます。東京には、東京六大学野球所属大学に引けを取らない大学も存在すると思います。東京六大学に所属する大学が、東京を代表する6大学であるとの誤解を招くおそれがあります。