野球場の外野に柵を新設してホームランを出やすくすることについて

近年、ホークスやマリーンズの本拠地球場が外野に新たに柵を新設してホームランを出やすくしています。ホームランテラスやホームランラグーンと呼ぶようです。ドラゴンズの本拠地も新たに柵を設置するか否かの議論があるようです。ホームランが多く出ると球場は盛り上がりますし、好みの問題だと思いますが、私は反対派ですのでその理由を解説したいと思います。

まず、既存球場を狭くすると過去の記録との比較が困難になります。昔はホームランになっていなかった打球がホームランになってしまうわけですから、今の選手の方がホームランが打ちやすくなってしまい、今の選手の記録の価値が希薄化してしまう気がします。

確かに、そもそも球場によって広さが違いますし、昔は狭い球場が多かったので記録の比較は正確にはできません。それでも、狭くなった部分に入ったホームランを観ると「昔の球場では入らなかったな」と少し冷めた気分になります。

また、ホームランの魅力はボールが遠くに飛んでいくパワーを感じることであり、飛距離の短いホームランはそもそも、あまり魅力を感じません。

球場を狭くするよりも、バッティング技術の向上によりホームラン数を増やしてほしいものです。