顧問契約獲得を目指すか否かについて

法律業務の顧問契約の獲得を目指すか否かについて、私の事務所の方針を記事にしたいと思います。

結論から述べますと、私は顧問契約を積極的に増やしていくことは目標としていません。その理由を解説したいと思います。(そもそも私と顧問契約をしたい人はいないと思いますが。)

顧問契約を締結すると、安定的な収入が見込まれるという大きなメリットがあります。

しかし、顧問契約を締結する以上、顧問先からの事件依頼は原則的に引き受けざるを得ないと考えられます。ただ、私は一人で事務所を運営しているため、他の仕事が集中しているときには依頼を断る必要があり、顧問先の期待に応えられない事態が生じる可能性があります。

また、顧問先に法的問題が生じていない場合には、業務を提供していないにも関わらず顧問料を受け取ることとなります。顧問料には保険的な意味合いもあると思いますが、何もしていないの料金を受け取ることに少々違和感を感じます。

加えて、顧問契約による業務の提供範囲は曖昧になりがちであり、重い責任を負わされるリスクもあります。

そのため、私は顧問契約の獲得には消極的です。(他に安定的な収入を得られる仕事を見つけるのは難しいですが。)