甲子園の生観戦のすすめ(高校野球)

私は高校球児でした。しかし、私は甲子園ではなく明石を目指していたので、硬式野球経験者とは溝を感じています。(高校球児が全員甲子園を目指していると思わないでください。)

ただ、夏の甲子園を球場で観戦するのは好きなので、甲子園の生観戦をすすめる理由を記事にしたいと思います。

まず、夏の甲子園は夢を叶えた球児たちが活き活きとプレーしていて気持ちいいです。負けたら終わりの一発勝負でプロ野球とは異なる緊張感を味わえます。またスタンドの観戦者も暖かい気持ちで応援しているため、野次などで不快な気持ちになることはほとんどありません。特に知らない高校でもいつの間にかどちらかを応援しています。

テレビで観れば十分という人もいるかと思います。しかし、ブラスバンドの生の演奏は迫力がありますし、テレビに映らない高校球児の動きを観るのも面白いです。また浜風が吹いているのでスタンド上段は以外と涼しいですし、バックネット裏で観れば、屋根がついているため日焼けの心配もありません。甲子園は独特の雰囲気が漂っています。

私が特に印象に残っている試合は2009年の夏の甲子園決勝です。中京大中京高校と日本文理高校の対戦で、9回2死まで6点差がついていたのですが、日本文理高校が1点差まで追い上げたという伝説的な試合です。生で観戦していたのですが、追い上げ途中から日本文理高校の応援が始まり、最後の方にはスタンド全体から大合唱が起こるという異様な雰囲気でした。

プロ野球や他のスポーツ観戦も含めて、この試合観戦を超える興奮を味わえることはもう無い気がして少し寂しい気持ちもあります。ただ甲子園の試合はどれも面白いので今後も甲子園での観戦を続けたいと思います。

ちなみに私は2009年の夏の甲子園を準々決勝から観戦していたのですが、中京大中京高校の堂林君がとんでもなく勝負強いバッティングをしていてファンになりました。態度やしぐさも正に尾張のプリンスでした。広島カープ入団後のユニフォームも買いました。昨年2020年にプチブレークを果たしたようで、今後も活躍を祈っています。