この前、久しぶりに観て感動した映画「E.T.」の感想を述べたいと思います。
幼少の頃に観たときは怖かった印象でしたが、大人になって改めて観て大分、印象が変わりました。
まず、宇宙人を地球への侵略者として描いていないところが素晴らしいと思います。
地球に来るような宇宙人は、かなり高度な科学力を有していると思われます。そのため、地球のようなちっぽけな星を侵略する動機に乏しく、地球侵略目的の宇宙人を描くよりも、遥かに現実的な発想のような気がします。
また、E.T.はとても優しいです。この優しさは生死をも超越した能力に基づく心の余裕から生まれるのだと思います。人類の目指すべき方向性を考えさせられました。
いつか地球が、E.T.が遊びに来てくれるような星になることを期待せずにはいられない映画でした。